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新世紀エヴァンゲリオンの二次創作物、小説「Ihr Identität」を掲載するサイトです。初めての方は「このサイトについて」をご参照下さい。小説をご覧になりたい方はカテゴリーからEpisode#を選んで下さい。この物語はフィクションであり登場する人名、地名、団体名等は特に断りが無い限り全て架空のものです。尚、本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスのガイドラインに沿って掲載しています。配布や転載は禁止されています。
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大変ご無沙汰しております。今年に入ってかなり大きな変化(私生活的な意味で)があったので創作活動が滞り気味ですが作品の続きは執筆中ですのでアップできる状態になれば逐次更新の予定です。

さて、こんなことばかりしてないで更新しろやカス!と怒られそうですけどドイツ人男にとって一種のステータスになっているのが「車(独:das Auto)」です。本当かウソか、日本のマスコミの言うことは全く信用できない(世界的にも共通認識)のですが、最近の日本では若者の”車離れ”が深刻なようですね。当地ドイツではどんなクールな車を持っているか、で男仲間の中での「●●さんカッケー」の位置付けが決まると言っても過言ではありません。ですから、非生産的なスポーツカーを買ったり、無駄にデカイSUV(独ではよくCombiという)など購入するとガチで尊敬されます(愛すべきバカ的な意味で)。

どこの世界でも男同士の間の”ネタ”は共通しているみたいですねぇ…ということで今日はそんなドイツの車事情についてお話したいと思います。

Audi A6
日本人旅行者(在住者)の運転について

運転免許に関する国際条約にはジュネーブ条約とウィーン条約の2つがあります。日本国内で運転免許を持っている人が海外で運転しようとする場合、最寄の警察署か、あるいは運転免許センターに足を運んで2~3000円程度(正確な数字を忘れた…)の手数料とパスポートサイズの証明写真を添えて”国際運転免許(以下、国際免許とする)”の交付を受ければ条約批准国では普通に運転することが出来ます。国際免許を取得すると警察の方が親切に”批准国のリスト”を渡してくれます。このリストに入っている国々なら運転することが可能です。国際免許は交付を受けてから1年間有効なので長期滞在者は注意しましょう。

ジュネーブ条約に基づく国際運転免許例えばアメリカとかであればこの国際免許でぜんぜん問題なく運転できます。国際免許と一緒に日本の免許を携行するように警察から言われると思いますが、こんなことを言うと怒られそうですが…全く意味ありません。アメリカに出張した時にレンタカーを借りて現地の足として通勤に使っていたのですが、アメリカンポリスに一度停められて職質を喰らったことがあります。別に何かやましいことをしていたわけではありませんが、アジア人だけが車に乗っている場合は割と高確率で警察から停められます(地域性有)。理由はとても簡単。

すごく…怪しいです…

その際に件の国際免許と日本の免許の両方を渡しましたが日本の免許の方は「英語じゃねえなら読めねえよ…いるかこんなもん」みたいな扱いを受けます。つまり、全くIDとしての役割を果たさないんですね。紛失を避けるために国際免許と一緒に持ち歩くのは個人的にお勧めしませんが財布の中くらいには保険的に入れておいてもいいかもしれません。いついかなる時にでもIDとなるパスポートの方をむしろ絶対に忘れないことです。国際免許だけで職質を乗り切るのは困難と思います。

…というのが日本の国際免許のご利益になりますが、日本政府はもう一つのウィーン条約を批准していないので「ウィーン条約のみ批准」している国では理屈的に運転できないことになります。そんな面倒なパターンがあるのかよ…って感じですが、実は超身近にあるんですね~。

意外!!それはドイツ!!



ドイツでは原則的にドイツの運転免許が必要…だが、でっていう!

日本はジュネーブ条約しか批准していなくて、ドイツはウィーン条約しか逆に締結していないため、国際条約だけの枠組みであれば「相互に運転免許資格をドイツの運転免許(デザインはEUで統一されてるけど)交換」することは出来ない、まあ…平たく言えば「こっちで免許取れよ」ってことですけど、永住者やら長期滞在者やらは別にしてただの旅行者にそれを求めるのも酷ですよね。そのため、日独間では条約とは別に協定を結んで一応、お互いの国の「運転免許資格」をやり取りすることが可能になっています。つまり、普通の国際免許(ジュネーブ条約の)で運転する事が出来ます。

短期滞在者の場合は心配しなくてもいいのですが、半年を越える長期滞在者の場合はちょっと違うプロセスが必要になります。



社長「俺は日本の免許を犠牲にして…ドイツの免許を召喚するぜっっ!」

長期滞在者の場合は長い間有効な免許を取得することを考えた方がいいでしょう。そんな時に使えるのが「日本の免許をドイツの免許に変換」する方法です。幾つかの制約事項はありますが、ドイツの自動車学校に通わずにドイツの免許が入手できることがメリットになります。

やり方は簡単で最寄のKreis(ドイツにおける行政単位で州の下部組織体。日本で言う「郡」に相当。歴史はかなり古く16世紀のハプスブルク・神聖ローマ帝国時代まで遡る)に行って、「日本の免許」+「日本の免許の独語翻訳文」+「パスポート」の3つを渡して役所の職員に「ドイツの免許に換えたい」と言えばOKです。州によって手数料は変わるかもしれませんが50EUR前後を支払うことになります。でも、自動車学校に通うと1500~2000EURかかりますから、めちゃくちゃコストメリットがあります。

これは覚えておくと便利ですけど、ドイツは「資格大国」ですから、とにかく何かを証明しようとした場合は必ずや書類の提出を求められます。書面による証明が準備出来ない場合、何をどうゴネようと裁判を起こそうと全国民”ガン無視”です。ドイツのいいところであり、悪いところでもありますが、どっかの国みたいに「ごね得」ということはまずありません。従って、多少ドイツ語が出来る個人に翻訳文を依頼すればいいとかいう話じゃなくて、きちんとドイツ国内には「翻訳士」という資格を持った人たちがいます。この人たちに翻訳を頼んで公的文書の体裁を作ってもらえないと誰も信じてくれないんです。領事館などでの翻訳は全てこの有資格者が対応するわけです。自分で訳しても「無効」なので注意してください。

有資格者をドイツ国内で探すのが面倒だという人はドイツ語訳文を日本各地にあるドイツ領事館に依頼する方法もあります。手数料おおむね5000円程度で発行してもらえます。納期は目安的に1週間ですが2週間くらいの余裕を見ておけば間違いありません(翻訳士に頼んでも料金は変わらない。せいぜい為替レート的な違いがあるくらい)。

このときに注意すべきことは「入国日」と「日本の免許の有効期限」です。長期滞在者の場合は何らかの形で「査証(VISA)」を持っている筈です。このVISAを取得した日にちが二アリーイコール「入国日」の筈ですが、このドイツ入国の日を起点にして当地において享受できる全ての「権利」がスタートします。この「権利」の中に件の「ドイツ免許召還!」も含まれる理屈になります。つまり、この「入国日」よりも「日本の免許の有効期限」が古い場合に限って、「ドイツ免許への変換が可能」になります。パターンとしてドイツ入国後に日本の免許の書き換え時期が来てしまって帰国した時に更新し、その後で「免許変換」の手続きに入る、というものが考えられますが、このパターンはアウトです。解釈が難しいのですが、「入国時に所持している資格」に対して「当地の免許との変換」を認めるという趣旨なので、「入国後に更新(有効期限が切れたもの)」は適応外、ということだと思います。日本の免許には「有効期限」以外に「取得年月日」もあるので、これでどうにかなりそうなものですが私の場合は「ダメ」と言われました。。。なんか納得いかないけど…

これがドイツクォリティーだから仕方がないww



免許取得できたら…車探し!

新車を買うならその辺の車屋に行って「とりあえずこの列にあるものを全部くれ」とか言えば問題ありませんけど、庶民にとってはかなり大きな買い物になります。物理的に可能、不可能がありますよね。ドイツでもそれは同じで「中古車(英:Secand hand car)」を基本的には探すことになると思います。車を探すドイツ人ならまず間違いなく利用しているサイトが、「Mobile.de (www.mobile.de/)」です。その辺に中古車ディーラーがある日本とちょっと違って結構ヨーロッパでは郊外を含めてあちこちに点在している状況です。車がない人が車なしで店に行くのはむずかしい!?というのも余裕です。ドイツでは「Car pool」といって、知り合い同士で車の乗り合いをするのが常識化しています。そのため、車を持っている知り合いがいないとかなり苦労することになりますので、縁もゆかりもない外国人はその点でもハンディになります。まあ、ボッチじゃなくて友達作れよ、てことなんですけどねww あとは賃貸住宅の時と同じで新聞広告に乗っている物件を個別に当たるか、ということになると思います。

ここからは価値観次第ですが、よっぽど語学能力に優れて現地の事情通でもない限り、管理人的にはディーラーでの契約を勧めます。個人契約がディーラーよりも価格的に安い傾向にあるのは確かですが、ドイツには日本と同じ様な車検制度(2年に一度)があるのと、「機械は壊れるのが当たり前」という文化的ギャップなどもあるので、「故障するのがそもそもおかしい」という感覚の日本人とはかなり違います。あらゆる意味でトラブルの元になるので、郷に入っては郷に従えない日本人なら個人契約は止めましょう。



車を買ったら…ナンバープレートだろ…常識的に考えて

最近は随分とサービス精神が旺盛になってきたドイツですが、一昔前は車は車屋で買って、ナンバーは自分で取る、というのが常識だったみたいです。日本では(当然、諸経費として取られますけど)全て納車まで車屋が面倒をみてくれますが、そうとは限らないのがドイツです。フルサービスなのか、それとも自分でやらないといけないことがあるのか、それをきちんと契約前に確認しておく必要があります。

国土の全てが北海道よりも北に位置している北国ドイツはスカンディナビアに比べればマシとはいえ…長くて寒い冬(10月~4月)があります。ここ2,3年のドイツは記録的な雪の量を観測していますが、たとえば二輪車などは冬の間なんてガレージの中でじっとしているしかありません。ドイツの場合、税金や保険の類は1台に一つという概念なので車両のナンバーさえ分かれば関連情報が全て丸分かりになるようになっています。そのため、ナンバーを取得する際に二輪車など冬場に全く乗らない期間がある場合を想定した「季節限定ナンバー」というものを車両の購入(ナンバー取得)の時に選ぶことが出来ます。12ヶ月フルに乗る人は100%、9ヶ月しか乗らない人は75%の税(保険)負担で済むようなシステムになっています。
左が1年フル利用のナンバー、右が”期間限定”のナンバーになります。当然、何月から何月までオフにするというのは各人の自由ですが、ナンバーが切れた状態で車に乗ると捕まりますww ナンバーを切っている期間中にどうしても1日だけ乗りたい!などの事情が発生した場合はKreisに行って”臨時ナンバー(いわゆる臨ナン)”を発行してもらえます。手数料はいる。異論は認めない。

あと、10EUR前後余分にお金がかかりますがナンバーの数字は好きなものが指定できます。フルサービス付きのディーラー契約ならば指定した方が特です。ナンバーの左側2-3文字のアルファベットは車両の登録地域(多分、Kreis単位)の略号が入るので不可ですが、真ん中のアルファベットと数字は被らない限り指定可能です。



車庫証明?なにそれ?美味しいの?

これも「住宅事情」のエントリーで書いた記憶がありますけど…基本的にドイツではアパートメントであれ、一戸建てであれ、家の近くに駐車可能なスペースがあれば誰でも勝手にタダで駐車出来ます。逆に駐車してはいけないスペースやハンディキャップがないのに専用の駐車スペースに停める、などのルール違反にはビックリするくらい厳しいです。日本ではスーパーとか遊園地とかIKEAとかにハンディキャップの駐車スペースがあっても普通に一般人が停めてたりします(大抵、DQNっぽい)が、これをドイツでやると有無を言わさず罰金と切符を切られます。外務省や大使館に掛け合っても無駄です。ルール違反には非常に厳しいドイツでは人でごった返す休日のIKEAでもハンディキャップのエリアだけは空いています。暇なのか…見かけた人間が携帯で通報余裕なので「ちょっとだけなら…」という気を起こさない方がいいです(旅行者は特に。旅先で捕まるとものすごく面倒くさい…ガチで…)。

路駐余裕wwwわろたwwwとまあ…そんな特別なエリアはともかくとして普通に停めていい場所であれば問題ないので、いわゆる日本みたいな「車庫証明」という概念が存在していません。駐車場を借りたい、とドイツで言えば「屋根つきガレージ」をわざわざ借りる、というニュアンスになります。鍵がかかって、それなりに荷物が置けるガレージの賃料は地域にもよりますが、ど田舎なら30EUR/月、平均的に70~80EUR/月、ベルリンなどの大都市で100EUR以上、といったイメージでしょうかね。日本の雨ざらし月極駐車場と同じ値段でガレージが借りれる、という頭でいいと思います。

比較的治安のいいドイツ(フランス、スペイン、イタリア、ギリシアは最悪)でガレージを借りるのは車上荒らしなどの「防犯」もですが、どちらかというと実生活上で多いショックが「当て逃げ」なのでその防止という意味が大きいです。そのため、ガレージに車を入れることは保険料の割引にも影響します。本当にところ変わればという感じですね。

ちょっと予断ですけど…白人の視野(可視領域的な意味で)は日本人に比べて結構狭いので、日本以上に当て逃げリスクが高く、相手が見ているようで見ていないというケースが非常に多いので日本の感覚で街を歩くのも車を運転するのも危険です。例えば日本では自転車や歩行者がノールックで交差点に突っ込んで行く姿をよく見かけます(引けるものなら引いてみろや、みたいな勢いで)。それでも引かれ難いのは生物学的な視野の広さの違いがあると管理人は確信しています。日本では問題ないタイミングで歩行者や自転車が突っ込んでいったとしても、白人の車社会の中ではノープロブレムとは限りません。っていうか、めっちゃ引かれてるしwww 

まあ…もし海外留学等をお考えであったり、転勤の予定がおありなら悪いことは言いません。白人の視野を絶対に信用しないで下さい。これは強く断言しておきます。



さすがはシューマッハさんやでえ…アウトバーンは音速戦士たちの戦場。素人にはお勧めできない

ドイツ男たちの現代の戦場…そうそれがアウトバーン…というのは半分冗談ですがww アウトバーンがドイツ全土に張り巡らされているので非常に便利です。ドイツを北から南に縦断するとだいたい直線的に1000kmくらいになりますが、この範囲ならだいたい車で移動する人が少なくないのもそのおかげと思います。因みにアウトバーン建設計画はA. ヒトラーによって計画立案されたというのは俗説なので注意して下さい(ヒトラーの首相就任以前から既に計画自体は存在していた)。

ミハエル・シューマッハを英語読みするとミカエル・シューメーカーに近い音になりますが、基本的にドイツ男はほぼ全員が”音速の貴公子(※ セナ…)”です。まあ、飛ばす…飛ばす…
アウトバーンは最低速度が規定されていて概ね60km/hです。それ以下で走ると捕まります。道路の脇に申し訳無さげに表示されている数字は”制限速度”です。あれ?アウトバーンって無制限じゃないのかよ…て感じですが”制限速度”が表示されているところではその上限を守らないといけません。逆に何も書いてない場所は出せるだけ出していいので、その部分だけを切り出してアウトバーン=無制限、みたいになっているんでしょうね。因みにアウトバーン内の工事エリアは何も表示が無くても50km/hくらいまで速度を下げなければいけません。スピード狂のドイツ人でもこのルールは律儀に守るので、逆に事情を知らない外国人が追突事故を起こしたりするくらいです。あと、線路の手前で一旦停止もしない。これまめな。下手に停まると急ブレーキと同じで追突されるかもしれないっすw

こっちが100km/hで走っていたとしてもF1のような……ファアアアアアアン!!みたいな音を出して颯爽と追越し車線を駆け抜けていくから圧巻です。走行車線にいる車を無駄にあおったりすることはありませんが、追い越し車線に入ったら…そう、その時は自分も音速戦士として男の熱い戦いに加わったと思うんだ。200km/hは軽く出してもらわないとなww 話はそれからだ。ちょっとオーバーだけど…160とか180は割りと普通に出てると思います。

日本で無理して高速無料化とかする必要ないけどさあ…出来ないなら出来るって言うなよって感じだよねぇ…



ドイツの保険制度

これについて書くと専用のブログが出来そうなほど膨大で多岐に渡りますが要点だけ掻い摘んで話すと…日本と同じ様に「皆保険制度」ということです。無保険車両は道路を走れないし、ナンバープレートももらえない(購入時)という部分は共通しています。

保険割引率のことを英語でボーナス(Bonus)といいますが、これも1年間無事故で等級がアップグレードしていくという仕組みは同じです。理不尽なのは日本の割引等級を単純にドイツに持っていくことが出来ない、ということですね。まあ、日本の保険会社に証明書類を発行してもらって公式翻訳文を添付して直談判までしていないので何ともいえませんけど…単純には行かなかったのは確かですね。あと、知り合いに頼んでBonusのシェアをしてもらおうと画策しましたが、日本と同じで血がつながってないから無理wwwみたいな。まあ分かってたけど…

基本的には日本の保険制度と比べて違和感がないと思います。保険料は「ガレージに車を保管する」とか「期間限定ナンバー」とか「年間走行距離(これは日本でもおなじみ)」で若干安くなったりします。保険等級は単純に引き継げなかった、ということくらいかなあ…日本人の多い地域だと日本の保険会社が進出していて問題ない、みたいな話もあるかもしれないけど…まあいいや…



気が向いたらもう少し追加するかもしれませんが、だいたいイメージが付いたでしょうか?意外と面白いでしょ?LAS的にはシンジとアスカがドイツを旅行して運転カルチャーのギャップでけんかする、みたいなSSが面白いかもしれないですね。


(文責:東郷太一)
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