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新世紀エヴァンゲリオンの二次創作物、小説「Ihr Identität」を掲載するサイトです。初めての方は「このサイトについて」をご参照下さい。小説をご覧になりたい方はカテゴリーからEpisode#を選んで下さい。この物語はフィクションであり登場する人名、地名、団体名等は特に断りが無い限り全て架空のものです。尚、本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスのガイドラインに沿って掲載しています。配布や転載は禁止されています。
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2月14日は「バレンタインデー」として有名です。管理人がこの日を意識するようになったのはいつだったか、まったく記憶にないのですが子供時代の私は「母親がチョコレートをプレゼントしてくれるとっても嬉しい日」が2/14、というのが管理人のバレンタインデーの事始めでしたねww 日本人にとってバレンタインデーは「恋人達の祝日」というよりも「チョコレートの日」という認識の方が強いかもしれませんね。そして「チョコを渡す」という洗礼はどうやら母親から受ける、というのが日本の特色なのかもしれません。
Valentine's day

(Valentine's Day =チョコの日)

よく言われる事ですが西洋と日本で雰囲気というか、この日の趣は随分と違います。「聖Valentinusをお祝いする日」であって日本のように「女性から男性に(チョコとかを)プレゼントする日」という風習は元々ありませんでした。しかし、近年ではこのチョコを贈る風習が欧州でもじわじわと広がりつつあるらしく、プレゼントの一部として選ばれることも増えてきているみたいです(しかし、日本のようにチョコがないと始まらないみたいなほどの圧倒的地位は得ていない)。チョコを贈る由来の詳細は wiki に譲ることとして、このサイトではちょっとキリスト教の視点から由来を見てみたいと思います。



St-Lucillaを洗礼するSt-Valentinus / Jacopo Bassano(仕分けされた祝日Valentine's Day!?)

さてさて、このエントリーのタイトルを見て「おや?」と思われる方もいたかもですが…この2月14日はキリスト教徒(全部の宗派で祝日とは限らないが)たちの間で長く祝日として祝われていました。実はこのValentine's Dayは現在、教会の祝日ではなくなっています。1969年に史実としてその存在に信憑性がない聖人たちを整理する典礼改革がヴァチカンによって行われ、件のSt. Valentinusは残念ながらその時に対象になってしまったんですね。以来、教会が典礼行事(ミサを立てる)を公式に行わなくてもよいことになりました。そういう意味で「かつて祝日だった日」なわけですが前述の通り1500年以上の長い歴史があって広く深く定着しているため教会とは別に個人ベースで祝う人が多い、というわけです。もちろん、この日は西洋(キリスト教圏)で現在も「恋人の日」として定着しています。




聖母にひざまずくSt. Valentinus(Valentine’s Dayの由来)

なぜ、St. Valentinusの祝日が整理されてしまったかというと…彼に纏わる逸話は諸説入り乱れており、かねてより実在を疑われていた、という事情がありました。そのため「仕分け人(?)」に仕分けされてしまったSt. Valentinus・・・有名なところではローマ皇帝に処刑された主教がモデルになっているという話がありますね。苦難を乗り越えて男女の愛を説いて殉教したという行為により、St. Valentinusは「恋人たちの守護聖人」としてキリスト教(新教、旧教共に)で信奉されたとする例の話っす。しかし、「愛」を説いて殉教した人はけっこう多くて少なくとも3人のエピソードが入り乱れて「総合的に出来上がったイメージ」がSt. Valentinusだ、というのが実情のようです。
やれやれだぜ…だいたいSt. Valentinusが怪しいというなら神話時代の聖アダムとかの方がよっぽどか信憑性に・・・ん?誰か来たようだ。

 
(ドイツの恋人達の2月14日)

日本では「祝日」というよりも「プレゼントを贈る日」あるいは男性が「3月14日に数倍のお礼返しをするフラグを立てる日」という形に一部変わってきている向きもあるようですねww
ドイツ人に限った話ではありませんが、この日は基本的に「宗教上の祝日」だったため恋人或いは夫婦でシャンパンや手作り料理を持ち寄って二人で過ごす、というのが一般的だと思います。ハートマークをあしらった電飾などを部屋の中に飾ってムーディー(?)にする若いカップルもいるみたいです。この時期になるとそういうデコレーションが百均みたいな安売りの店でよく売られていますのでw
もちろん、お互いにプレゼントを用意して渡します。日本のように女性→男性(2/14)、男性→女性(3/14)というものではなくて、2/14にお互いが贈りあう、というパターンです。さてさて、エヴァ的な意味でアスカはシンジにどんな贈り物をするんでしょうかね?

アスカ 「チョコ?なにそれ?」
シンジ 「い、いや…なんでもないよ…」
と言いつつ、アスカがマフラーとかセーター(但し市販。この辺も日本とは感覚が違う)をシンジに渡す。チョコじゃないので戸惑うシンジ。
シンジ 「あ、ありがとう・・・とっても嬉しいよ」
アスカ 「はい。あんたのプレゼントは?」
シンジに向かって両手を差し出すアスカ。
シンジ 「え?何で?用意してないけど・・・」
アスカ 「・・・」
ブチギレて部屋に篭るアスカ。
シンジ 「ねえ!何で怒ってるのさぁ?」
アスカ 「うるさい!バカシンジ!話しかけないでよ!バカが移るから!」
死ぬな…シンジ…生きろ

ちゃんちゃん!

 

(文責)東郷太一

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