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新世紀エヴァンゲリオンの二次創作物、小説「Ihr Identität」を掲載するサイトです。初めての方は「このサイトについて」をご参照下さい。小説をご覧になりたい方はカテゴリーからEpisode#を選んで下さい。この物語はフィクションであり登場する人名、地名、団体名等は特に断りが無い限り全て架空のものです。尚、本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスのガイドラインに沿って掲載しています。配布や転載は禁止されています。
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第弐十弐部 だから…アタシを見て…(仮題)


「自分(自我)」は人に生きる意味と価値を教え、そして「記憶(人格)はその人生の道標となる。
両方を蹂躙(じゅうりん)され、一方的に弄ばれた少女らが迷い、拙いながらも導き出した答え、それは・・・あまりにも対極の位置にあった。
過去を知らぬ少女は「この世界を護(まも)る」、ことに将来の自分を見出し、そして過去を知る少女は「世界を破壊し尽くす」の道を志向する、ゲオルグ・ハイツィンガーに同調する道を選んでいた。
「自分の目的のために大人を巻き込むのは気が引けるなあ…とは思ってるけどね」
相反する少女たちの想いは決して交わることのない溝となってゆく。

神を目指す男がいる。神に許しを乞い、救済を求める男がいる。
そして、今…
「破壊」から「再生」という”第三の救い”を目指す男の野望の一端が明らかになりつつあった…

勝手にOP

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第弐十壱部 氷原に咲く二藍草(ヒースの花)

ドイツ語の「9]を意味する”ノイン”はアスカに今はマリ・イラストリアスだと名乗った。
「この世の全てなんかぶっ壊れてしまえばいいんだよ」
狂気を含んだ乾いた笑みを浮かべるマリにアスカは戦慄する。

「ドリュー…結局さぁ…幸せなんて…歩いてこないんだ…」
ぽつぽつと始めるマリ。京都の片隅でひっそりと産声を上げたその少女が語る数奇な運命。
そこに現れた男の名前にアスカは運命の残酷を感じずにはいられなかった。

司令…貴方はネルフの最高指導者である以前に…
アタシの…アタシのあの子の血肉を分けた父親なのです…
なのに…どうして…


第二拾部 drei und neun / 3 と 9


(あらすじ)
第15使徒による精神干渉の悪夢から辛くも抜け出したアスカだったが、舞い戻ってきた現実の世界でも情勢は同じくらい悪夢的な展開を迎えつつあった。
アスカの危機を救ったEva伍号機、EUコード:MERCURY、の白く輝く流線型のフォルムから飛び出してきた謎の少女「ノイン」との思いがけない再会は一体何を暗示するのだろうか。


何気にEp#09からのテーマソング(勝手に認定)
第拾九部 夏の雪(Part-10) / 再会…そして…


(あらすじ)

自分の過去に執着していたアタシが…今に生きようと決めたのはごく最近のこと…過去と決別したとは言いがたかった…
「人生は切り開いていくことで戦って勝ち取っていくもの…だけど同時に過去の積み重ねでもあるわ…アンタは過去を…ママを簡単に捨てられるの?」
「マ、ママ……」
「アタシがアンタなら…それはゼッタイ無理な筈…」
悪魔のような甘い誘惑と言えば言い過ぎになるかもしれない…でも…過去は…記憶は…
「アンタは…ホントに信じることができるの?あのバカのことを?アタシの姿を見て尚、そう断言できるの!?」
「……」

アスカの前に突然現れたもう一人のアスカ。それは幻影なのか、それとも時空を隔ててもたらされた何かのメッセージなのだろうか。

第拾八部 夏の雪(Part-9) / 心に棲む魔物(後篇)

(あらすじ)

生きるとは戦うこと…戦って勝ち取ることである…それは楽園を負われた人類が有史以来、一貫して貫いてきた生き様であり、真理だった。
ゲンドウ…ミサト…それぞれに譲れない想いがあるように、相容れない両者の負の連鎖は加速していく…

一方…

精神世界の深い闇の中に一人、打ち沈められたアスカはそこで信じ難い人物との邂逅を果たしていた…
第拾七部 夏の雪(Part-8) / 心に棲む魔物(前篇)

(あらすじ)

おぞましい姿をした第15使徒に捉えられたアスカを救出すべく、マリは伍号機を駆って深海の中で激しい戦いを繰り広げていた。一進一退の状況の中、不意を付かれたマリは使徒の攻撃によって海底に叩き付けられたがその時に”制裁者”を倒すためにゲンドウが使用を命じた”聖槍”を偶然にも拾い上げる。
「同じ槍が二本…だと…!?」
一方、伍号機と完全にはぐれてしまった特殊潜航艇イラストリアスは遅れて仮設堤防の工事現場に現れ、その信じ難い惨状に全員が戦慄していた。

人の心に潜む魔物の正体とは何か…原始以来、人類が持ち続けるそれは人を狂気の渕に誘う…

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