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新世紀エヴァンゲリオンの二次創作物、小説「Ihr Identität」を掲載するサイトです。初めての方は「このサイトについて」をご参照下さい。小説をご覧になりたい方はカテゴリーからEpisode#を選んで下さい。この物語はフィクションであり登場する人名、地名、団体名等は特に断りが無い限り全て架空のものです。尚、本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスのガイドラインに沿って掲載しています。配布や転載は禁止されています。
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第二部 The Beast 背徳の激情…(前篇)


Fallen angel(あらすじ)

ヒト(リリン)ならば等しく背負う”恐怖”こそが心の隙間になる…カヲルはあの時呟いた。
激しい嫌悪と恐れ戦く心は…他者に対する恐怖心を育て…それが心の壁となる時…ヒトは狂気に支配される。それが人類の歩んできた闘争の歴史だった。
恐怖の産み出した狂気は知恵という名の理性を背徳の炎で焼き尽くし…忘却の彼方へと押し流していく…


その時…ヒトは…獣(KEDAMONO)と化す…
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第一部 生と…死と…


(あらすじ)

アスカが気がつくとそこはN2爆雷の爆発で出来た巨大クレーターの底だった。レイの挺身の衝撃も覚めやらぬ内に次から次にクレーターに地下水が流れ込んでくる。活動限界まで僅かな時間を残した状態で一時退避を主張するアスカに対して頑なにレイの捜索と救助を主張するシンジ…
一方で空前絶後の被害を受けて混乱が続く日本は大人たちの政争の舞台と化していく…
死に逝く者の蔭で生きる者…保身と私利私欲、そして私情渦巻く心情に翻弄される純真な心…
受難の後にそこに現れたものは…「地獄」でしかなかった。
Detail of Hell in a painting depicting the Second Coming
Georgios Klontzas, late 16th cent.

 

第44部 Plaudite, amici, comedia finita est 喝采を…喜劇は終わった…


(あらすじ)

その時・・・逃亡の大地にいる筈のない者から一滴の雫が落ち…沁み込んで行った・・・
「リリーーーーーーーース!!許さんぞ・・・俺は・・・殺す・・・必ず貴様を葬ってやる・・・例え貴様が我らが父なる存在となったとしてもだ・・・」
「ほう・・・土塊から生まれし哀れなる者でも流す涙があるのか・・・こいつは驚きだな・・・」
「何とでも言うがいい・・・貴様はいずれ反逆により滅ぼされる宿命を背負っているのだ・・・」
「威勢のいい事だ・・・お前のその憎しみもやはり人類の新たな時代には無意味という他ないな・・・所詮・・・運命に忠実たらんとする貴様は原点に戻ろうとする老人達と根が同じだな・・・一ついいことを教えてやろう・・・これはレイ自身が望んだことなのだ・・・あいつ自身の決断だ・・・」
「なに・・・」
「なんだ・・・知らなかったのか・・・あいつはお前にそんな事も話さなかったのか・・・とんだ道化だな・・・貴様は」
 

キリストの昇架
ルーベンスの作品 「キリスト昇架」(1610)


THANATOS - if I can't be yours / Loren & Mash 



楽聖Beethovenの葬儀の様子。彼の最後の言葉は「喝采を…喜劇は終わった…」であった。
 


第43部 Dies irae 怒りの日(Part-13) / これが…涙…(後編)


三天使(あらすじ)
制裁者「ゼルエル」がついに人類の前にその姿を見せる…
第三次攻撃を敢行したミサトだったが三体の使徒は互いに融合して制裁者"ゼルエル"として"逃亡の大地"に降り立った。レイは全身にN2爆雷を装着した零号機でゼルエルに突撃していく。
「バカ!!うそつき!!アタシと約束したじゃないの、アンタ!!だから嫌いなのよ!!」
制裁者ゼルエルの降臨がもたらしたものとは・・・



第42部 Dies irae 怒りの日(Part-12) / これが…涙…(前編)


ゴルゴタの丘に向かうイエス(あらすじ)

ミサトは起死回生を図ってラザロ作戦を発動させる。一方で戦略自衛隊の長門に働きかけて戦自の誇る包括的国土防衛システム(通称:Red Dragom)の指揮権を獲得する。
三体の使徒目掛けて一斉に降り注ぐミサイルの雨。だが…


Fate (命運は尽きたり) / Shiro Sagisu 

第41部 Dies irae 怒りの日(Part-11) / レイ、最後の挨拶…(後編)

(あらすじ)

ベタニアのラザロ ミサトは当初の各個撃破が不首尾に終わった事から第三次攻撃を使徒にかけることを選んだ。人類存亡をかけて「ラザロ作戦」を発動させる。
しかし、零号機は既にゲンドウの直接指揮の下で初号機、弐号機に先立って使徒に向かって旅立っていた。
「私が命じたのだよ・・・」
いきり立つミサトの前にゲンドウが現れた。時は刻一刻と迫る・・・

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