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Ep#03(3)でアスカが口ずさんでいた(ハミングしていた)シューベルトの菩提樹の歌詞です。
 

 

Der Lindenbaum (菩提樹)


   
Am Brunnen vor dem Tore, 市門の前の 泉の側、
Da steht ein Lindenbaum, そこに一本の菩提樹が立っている。
Ich träumt' in seinem Schatten 僕はその木陰で見たものだった、
So manchen süßen Traum. とてもたくさんの甘い夢を。

 
Ich schnitt in seine Rinde 僕はその皮に刻み込んだ
So manches liebe Wort; とてもたくさんの愛の言葉を。
Es zog in Freud' und Leide 嬉しい時も悲しい時も
Zu ihm mich immer fort. 僕はいつもその樹に惹かれていった。

 
Ich mußt' auch heute wandern 僕は今日も木の側を通って
Vorbei in tiefer Nacht, 真夜中に旅立たなければならなかった。
Da hab' ich noch im Dunkeln その時、僕は真っ暗闇にもかかわらず
Die Augen zugemacht. 目を閉じてみた。

 
Und seine Zweige rauschten, するとその枝たちがざわめいた、
Als riefen sie mir zu: まるで僕に呼びかけるように。
Komm her zu mir, Geselle, 「こっちへ来なさい、友よ、
Hier findst du deine Ruh'. ここに あなたの安らぎがあります」

 
Die kalten Winde bliesen 冷たい風が僕の顔に向かって
Mir grad' ins Angesicht, 正面から吹いてきた。
Der Hut flog mir vom Kopfe, 帽子が僕の頭から飛んでいっても、
Ich wendete mich nicht. 僕は 振り返りはしなかった。

 
Nun bin ich manche Stunde いま 僕は何時間も
Entfernt von jenem Ort, あの場所から離れたはず。
Und immer hör' ich's rauschen: けれど僕にはずっと ざわめきが聞こえたままだ
Du fändest Ruhe dort! 「あなたはここで安らぎを得られたのに!」


菩提樹(ぼだいじゅ)は、オーストリアの作曲家シューベルトによる歌曲集「冬の旅」の第5曲です。

この歌曲集「冬の旅 Winterreise D911,Op.89」は、ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集から取られています。この曲集には24の歌曲が収録されています。


歌詞を読んでもちょっと分かりにくいかもしれませんが、ある若者が失恋して街を放浪している姿をモチーフにした歌詞と言われています。小説では少し暗示的に利用しています。

ドイツ語を直訳するとしばしば日本語がめちゃくちゃ堅くなります。少し意訳した方が日本語らしくなるとは思いますが。そのため説明されないとなかなか「そんな感じの曲なんだ」と意味は分かっても少し感情移入しにくいかもしれません・・・
ともかく メロディー のきれいな曲です。是非聞いてみてください。

歌つきは こちら が私のお気に入りです。


ちなみに、この菩提樹で歌われている木はセイヨウボダイジュでヨーロッパでは街路樹として多くの都市で見かけます。秋になると街中が落ち葉だらけになって大変です・・・

 

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