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新世紀エヴァンゲリオンの二次創作物、小説「Ihr Identität」を掲載するサイトです。初めての方は「このサイトについて」をご参照下さい。小説をご覧になりたい方はカテゴリーからEpisode#を選んで下さい。この物語はフィクションであり登場する人名、地名、団体名等は特に断りが無い限り全て架空のものです。尚、本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスのガイドラインに沿って掲載しています。配布や転載は禁止されています。
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初の書き下ろし作品になった「番外偏 der Berg Asama 思い出」は如何だったでしょうか?
 
研究のつもりで書き始めたストーリーだったのですが途中で「面白くなってきたかも!」と自分の中で勝手に盛り上がってしまって思い切って公開した、というのが正直なところです。まあ…凄い自己満というか…すみませんでした。
 
以下に少し後書き的なものを…
書き下ろし作品の場合、自分の手元に置いておく時間が非常に短く、殆どリアルタイムの公開になるため制作者側の各種作業がどうしても短くなってしまいますので、例えば登場人物の表現のトーンが前と比べて整合性が取れているだろうか?など、本編作品のUPとはまた違う緊張感の様なものがありました。特に(母体にするものが)短編ではないので書き下ろしにはかなりのリスクを感じました。それはやはり「時系列的な辻褄」です。
 
時系列のトレースには色々な手法があります。過去から未来に向けて一つ一つ積み上げて行くやり方が勿論基本ですが、未来から過去に遡るやり方もあれば、現在を起点にして未来と過去を入れ子にしていくやり方、もあります。読み手と書き手で意見が分かれるところかもしれませんが、作っていて面白くて自由度があるのは「過去/現在/未来」をミックスアップするやり方です。ただ、問題もあって書いている傍から既に複雑なので分かり難くなる事です。既にそのドツボにはまっているですが、ここが自分なりに今後の課題だと思っています。
 
ところで書き下ろしだから特別な緊張感があって、且つミスが多いというものでもありません。比較的時間を掛けている筈の本編作品でも誤字脱字や考証不足が無いというものでもありません。ストーリーが長くなればなるほど整合性を取るための反復作業が煩雑になりますし、テンポや「この前登場したアイツ。どないなっとんねん。全然、出て来いへんやないか」という境遇に置かれるキャラ(例えば東京音楽院の吹雪先生。あれだけ一人で騒いでいたのに…まあEp#07で久し振りに出てくる予定なのですが)も出てくる始末です。作者が面倒臭くなると「こいつ…次のEpで書くのめんどいからもう殺しとこうかな…」とかいう「奇妙な殺意」が出てきたりします。実際の職業作家の先生方がどうお考えになっているのか、素人には勿論分かろう筈もないのですが、ひょっとして同じこと考えてるんじゃないか、と少し興味深いポイントではあります。
 
どちらにもそれぞれで独特のやり方があるという事が分かったので勉強になりました。こうして見ると先達の方々のサイト運営の苦労が分かった様な気がします。改めて敬意を表したいと思います。
 
 
思い出(6)の冒頭でいきなり唐突に「Flash Card」の様な表現を加えてみました。これは「なんじゃこりゃ」と思われた方が大半だと思われますので…少しいい訳をすると携帯小説のやり方を少し「研究」中なので「テスト」した、というのがその理由になります。
 
会話中心にストーリーが進んでいくのが携帯小説なのですが、説明文というか、地の文というか、と織り交ぜるのが難しいので状況を登場人物に喋らせないといけないので大変です。Evaの二次創作物というだけで「読み手/書き手」の共通認識を持ちやすいので細かい描写があまりいらない点が最大のメリットなので見切り発車した観があります…
 
罪滅ぼしに少し白状すると…
 
この「Flash Card」で登場したシーンは(一部を除いて)後のエピソードで使う素材に実はなっています。補足の意味で(6)に登場したシーンに「時系列等」を付記してこの紙片を終わりにしたいと思います(見たくないという方はここまでで終わりにして下さい)。









[ミ] ミサト [ア] アスカ [ツェ] キョウコ・ツェッペリン [シ] シンジ [リ] リツコ

2013年春(4月想定)
ベルリン市内某所 ネルフ第三支部敷地内 トレーニングセンター(チルドレン養成所)
 
[ミ]
戦場では常に冷静でなければならない。
そして与件(制約条件)の中で最善の選択をし、最小限の行動で最良の結果を得ることをミッションという。またそのために発現される遂行能力をリーダーシップと言い、チームのProductivity(生産性)を極大化することがリーダーに求められる最も重要な資質である。
 [ミ]
それをあんたは片時も忘れてはならない…それがあんた…惣流・アスカ・ラングレーという存在よ…
 [ア]
Captain! Yes, Sir.
 

2014年春(3月想定) 
ミサト:ベルリン市内某所 ネルフ第三支部第一作戦室
アスカ:ドイツ某所 ポイントN-30
 
[ミ]
この大バカ野郎!!推定される原因は何だ!!
[ア] 
し、振動に…特に縦揺れに…
 

2014年春(4月想定) 
ミサト:北極海洋上 国連軍北方艦隊所属イージス艦艦橋
アスカ:北極海洋上 Eva弐号機
 
[ミ]
目標は現在、第一戦闘速度で北上中!あと2分でコンタクト!質問は?
[ア]
Keinesfalls! (No, Sir)
 [ミ]
Survive! Over.
 

2014年春(5月想定) 
ベルリン市内某所 ネルフ第三支部地下実験エリア
 
[ミ]
死ぬな!バカ!命令だ!あんたが生きる世界はこっちなのよ!あたしの命令が聞けないっていうの?!バカ野郎!あたしが死ねと言ったら死ね!死ぬなと言ったら死ぬな!
 [ア]
ママ…キャプテンは…いつも…無茶ばかり言うの…でも…アタシ信じてるんだ…
 [ツェ]
あなたを託してもいいのね…?あの人に…
 [ア]
ママ…また会ってくれる?ねえ…ママ…
  

2014年春(5月想定) 
ベルリン市内某所 ネルフ第三支部地下実験エリア
 
[ミ]
特務機関ネルフ作戦本部所属セカンドチルドレン…同時に国連軍第一特殊機甲部隊准尉を命ず…おめでとう…フロイライン…いいえ…アスカ…
[ア] 
キャプテン…どうして…泣いてるんですか…
  

2014年初夏(6月想定) 
ベルリン市内某所 ネルフ第三支部敷地内 病棟の一室
 
[ミ]
この襟章をあんたに付けるこの日をあたしがどれだけ待っていたか…あんたはあたしの唯一の戦友…それを忘れないで…お帰りなさい…アスカ…
 [ア]
ただいま…ミサト…
 
 

2015年夏(7月想定)
第7使徒戦前 第三東京市 ネルフ本部内 作戦部長執務室 
 
[ア]
どうしてよ!アタシだけ…マニュアルを踏み外すなって…そんなのフェアじゃないわ!じゃあシンジやファーストはどうなるのよ!
 [ミ]
そんな泣き言聞きたくないわね!あんたはいつからそんな甘ちゃんになったのよ?あたしの知ってるアスカはむしろそれを誇りにするわよ!あいつらとは違うんだってね!なにそれ?無印(素人)と同列に扱ってほしいってこと?ゴールデンイーグル(鷲の襟章)が泣いてるわよ!
[ア] 
ミサト…
 [ミ]
あんただけなのよ?戦略パイロットは…分かるでしょ?シンジ君やレイには無理なのよ…ましてマルドゥックが拾って来た様な奴になんて絶対に無理…ネルフを…職員1500人の命を守れるのはアンタしかいないの…あんたにしか出来ないのよ!この地獄を終わらせられるのは!
[ア] 
アタシにしか…出来ない…
 
 

2015年夏(7月想定) 第7使徒戦中 
(前半部分)第二東京市 新日比谷 エンペラーホテルの一室
(後半部分)第三東京市 市内某所 ミサトのマンション シンジの部屋
 
[ミ]
いつまでもそんな事に拘ってないで…シンジ君を許してあげなさいよ…彼…あんたに嫌われたと思って落ち込んでいるわよ…
[ア] 
シンジが?嘘だ…アタシのこと…見ようともしない癖に…
[ミ]
まあね…彼は…すごく繊細でシャイだからね…あんたよりも女の子っぽいしね…
 [ア]
確かに…ちょっとそういうところはカワイイかも…
 [ア]
「やっぱり…アスカでいいわ…」
 [シ]
「ええ!折角慣れてきたのに…何でまた急に…」
 [ア]
「うるさいわね!気分が悪いのよ!アンタにファミリーネームで呼ばれるの!」
 
 

2015年夏(7月想定) 
第7使徒戦後 第三東京市 市内某所 ミサトのマンション ベランダ
 
[ア]
ねえ…ミサト…今一番何がしたい?
[ミ] 
うーん…氷河君のコンサートに行きたいかなあ…こんだけ仕事が不規則だとチケット迂闊に予約できないしさ…
 [ア]
バーカ…自分を何歳だと思ってるのよ…
 [ミ]
なんですってえ!歳は関係ないでしょ!じゃあ!あんたは何なのよ!
 [ア]
思いっきりオシャレしたい…素敵なドレスとか着てさ…
 [ミ]
なによそれー!いつからアンタはそんなゴスロリ趣味になったのよ!
 [ア]
ご、ゴスロリ!?アンタ、ばっかじゃないの!普通のに決まってるじゃん!
 [ア]
あんたの普通は世間様と随分ズレてるからね!防弾チョッキでも縫い合わせて作れば?
 [ア]
すっごいムカつくわ!
 
 

2015年夏(7月想定)
第8使徒戦中 第三東京市 ネルフ本部 シミュレーションルーム
 
[ミ]
アスカ…解ってるの?あんたの今の行動は本当に正しいことなのか?あんたなら解る筈よ…この一番はレイしかないって…
 [ア(心理描写)]
アタシ…ずっと…ずっと待ってたのに…それなのに…こんなのって…嫌いだ…ミサトなんか…アタシにばっかり…我慢させて…自分は何なのよ!そうやってアタシから何もかも搾取していくんだわ!いつまでも言いなりになんかならないんだから!アタシはアンタの人形じゃない!
 [ア]
はーい!はーい!はーい!アタシがやりまーす!
 [ミ(心理)]
自分の技量を的確に把握することもパイロットとして重要な資質…このミッション…残念だけどあんた向きじゃないわ…
 [ア]
立候補っていったじゃーん!アタシ立候補しまーす!
 [リ(心理)]
どういうつもり…ミサト…こんな難しい仕事…お人形には任せられないわよ…特殊訓練を受けたアスカしか選択肢はない筈でしょ?それを立候補だなんて…何を考えてるの…アスカが立候補したから事なきを得たようなものだけど…
 [ミ(心理)]
アスカ…あんた…解ってて立候補してるわね…あんたはあたしの意図を…全てを読んでる…どういうつもりよ…まるで挑みかかるみたいに…
 [ミ]
他にキャンディデートが無いなら…この作戦担当はアスカね…それじゃ直ちにEvaにエントリーして…地上に射出次第、国連軍機がPick up作業に入る…空輸により西南から浅間山火口を目指す…以上…
 [ミ(心理)]
ムカつくわ…

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