新世紀エヴァンゲリオンの二次創作物、小説「Ihr Identität」を掲載するサイトです。初めての方は「このサイトについて」をご参照下さい。小説をご覧になりたい方はカテゴリーからEpisode#を選んで下さい。この物語はフィクションであり登場する人名、地名、団体名等は特に断りが無い限り全て架空のものです。尚、本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスのガイドラインに沿って掲載しています。配布や転載は禁止されています。
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西暦1588年…大航海時代を経てその絶頂にあったスペイン・ハプスブルク家は当時の弱小新興国イングランドとの交戦を決意し、「最高の祝福を受けた大いなる艦隊(Grande y Felicísima Armada)」と呼ばれる数々の栄光に輝く大艦隊を大ブリテン島に派した。逆巻く波と暗雲が立ち込める空…まさにイングランドの未来を暗示するかのような絶望的な戦局…ドーバー海峡を埋め尽くすガレー船の姿に誰もが死を覚悟していた。
その時…1頭の白馬が突然荒れ狂う風を切り裂いて祖国のために命を捨てることを誓った男達の前に立ちはだかる。それは騎上の人となった”我が女王”その人であった。女王はイングランド王たる宝刀を抜き放つと天にかざしながら男達にこう告げたのである…
我が愛するもの達よ!我が身を案ずる者達はみなこう言う。「荒くれ共に命を委ねるのはいかがなものか」と。しかし、我は卿らにはっきりと伝えおく。我が愛する者達の忠誠を疑ってまで生きながらえたいとは思わないと。それは「暴君」のすることだからだ。
<中略>
まさに決戦の真っ只中に我が身を置くのは、卿らとともに生死を別つ覚悟だからである。我が信ずる神のために、我が王国のために、そして我が国民のために、自分の名誉と血を、そしてたとえ屍となろうとも、この身をささげる覚悟である。
エリザベス1世 オブ イングランド (イングランド女王)
「All Hail England!! All Hail the Queen!!」
大歓呼の中、数も装備も劣勢のイングランド艦隊は進撃する。
”アルマダ”の奇跡はかくして起こったのである。
※ 実はこの演説めちゃくちゃ長いんですよ…半分以下に要約して管理人が意訳していることにご注意下さい。興味のある方や管理人の解釈に納得のいかない方は以下に原文全てを掲載していますのでそちらをご参照下さい(但し、全部英語)。
※ 国家の奇跡はまさに国民を導く一人の人間が作り出し、そして祖国愛に燃える指揮者によって演出され、最後にその恩恵を全国民が受けるのです。そんな指導者にこそ国政を任せたいものですが・・・ブツブツ・・・
※ イギリス人に迂闊に「イングランド」と言わない方がいいです。狭い島国でありながら「俺はイングランド人です」「私はウェールズ人です」などと厳格に区別を求めてきますし、求めてこなくても鈍感力を発揮せずにきちんと尊重するようにして下さい。「ブリティッシュ」といいましょう。一番無難です。民族の区別に対して彼らに「ユーアイ」という文字は一切ありません。
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兵士たちよ、余は諸君に満足している。
諸君は、アウステルリッツの戦いにおいて、余が諸君の勇敢にかけた期待を裏切らなかった。諸君は諸君の軍旗を不滅の栄光によって飾った。
<中略>
兵士諸君、我々の祖国の幸福と繁栄のために必要なことがなされたとき、余は諸君をフランスへ帰すであろう。国民は諸君の帰還を喜ぶであろう。そして諸君は、「アウステルリッツの戦いに加わっていた」と言いさえすれば、こういう答えを受けるであろう。「ああ、この人は勇士なのだ!」と。
アウステルリッツ三帝会戦後のナポレオン・ボナパルト1世による演説
※ 戦争を賛美する意図はありません。為念。
※ 国家や故郷或いは家族のために戦わないまでも貢献した方には追っ付けではなくてその場できちんと賛辞を送るべきであり、ナポレオンⅠ世は仏人を除いて「戦争好きの狂人」と目する向きもありますが将帥はともかく苦楽を共にした近衛兵からは圧倒的な支持を得ていたのはこうした人心掌握術に長けていたという事もあるのでしょう。
※ 最近、日本では良いことも悪いことも微妙にスルーする風潮がありますが、トップに立つ人、または指導する立場にある人は「スマイル0円」とかを押し付ける前に「賛辞0円」でちゃんと褒めてあげるべきじゃないかなあ…考えさせられる文章です。
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「将校が兵士と接する際に、守るべき原則がある。将校は、決して、偽りの感情を装ってはならない。兵士は、驚くほど、何が真で何が偽か、嗅ぎ分ける」
=エルヴィン・ロンメル(ドイツ・軍人)
※ 将校の部分を「政治家」「教師」「経営者」「上司」、兵士を「国民」「生徒」「従業員」「部下」と読み替えても十分に通じる実に奥の深い名将「砂漠の狐」ならではの金言でしょう。
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