忍者ブログ
新世紀エヴァンゲリオンの二次創作物、小説「Ihr Identität」を掲載するサイトです。初めての方は「このサイトについて」をご参照下さい。小説をご覧になりたい方はカテゴリーからEpisode#を選んで下さい。この物語はフィクションであり登場する人名、地名、団体名等は特に断りが無い限り全て架空のものです。尚、本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスのガイドラインに沿って掲載しています。配布や転載は禁止されています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

第17部 hail of bullets in the rain 鉄の雨、赤い涙 (Part-2)


(あらすじ)

長い沈黙を破ったのは加持の方だった。シンジの肩にそっと手を置く。
「未来を知ることは…どうやらアドバンテージとは限らないらしいな…一つだけ言わせて貰うと…大切なのは自分がどうするか…ということじゃないかな…今の君がもし単なる同情で行動するなら…それも結局は大切なものを壊してしまうことになる…かもしれないよ?まあ、自分の気持ちが何処にあるのか…それは常に自問していいと思うよ」
二人が実験場の地下エリアに入った途端、轟音と地響きが響いてきた。
「やれやれ…どうやらセンチになってる暇はないらしいな…おっぱじまったらしいが…それにしては…」
一方、地上では…

Notung - Siegfried / Richard Wagner

PR
第16部 hail of bullets in the rain 鉄の雨、赤い涙 (Part-1)


(あらすじ)
加持の話にシンジは涙した。そしてシンジは重々しく口を開き、レリエルに取り込まれたときの自分の体験を明かした。シンジの口から漏れる突飛な話に加持は思わず眉を顰める。
「信じられませんよね…こんなバカみたいな話…」
「いや、違うな…信じようとしなければ何も変りはしない…人から信じられようとするんじゃない…自分が自分を信じること…これが一番大切なことなのさ…」
加持とシンジは松代市の地下に張り巡らされた旧日本軍の「松代大本営跡」に向かう。そしてそれは…かつての国立新技術創造研究所に通じていた。一方、地上のミサトには絶体絶命の危機が迫りつつあった…

第15部 The declaration of the war 宣戦布告


(あらすじ)

零号機が河口湖湖畔から甲府市を目指している頃、空輸途中の弐号機はその行く手を戦略自衛隊と国連軍の攻撃ヘリAH-64アパッチ編隊に阻まれていた。一発触発の雰囲気の中、突然、弐号機がフックアップされた状態で手に持っていたマシンガンの安全装置を外して銃を構えた。固唾を呑んで見守るミサトたち。そしてアスカは…

Ride of the Valkyries

第14部 Open the gate of destiny 決壊


(あらすじ)

運命の扉は遂に開け放たれる。怒号が飛び交う中、国民党の内閣不信任案動議が衆議院で可決され、追い詰められた陸奥首相は衆議院解散を決意する。自由党政権は一夜にして呆気なく崩壊し、戦自、国連軍、そしてネルフが三竦みの状態で松代に展開している状況下で政治空白が突如として発生する。
第13部 Death comes to all 死の意味を知るもの


(あらすじ)

松代市に入ったシンジと加持は加持の定宿に向かい、日が落ちるのを待って第二試験場に向かう事にした。文字通り死地に向うにも関わらず他人事の様なシンジを見る加持の目はいつになく厳しかった。

No more War...

第12部 The eve of the night  / 決戦前夜 (Part-5)


(あらすじ)

戦自第二師団が松代市郊外に展開し始める。緊張が一気に高まる中、シンジの失踪を知ったミサトは愕然とする。しかし、余りにもヒトの心情で判断する次元を超えていた。
「仕方がない…諜報課に連絡して…」
一方、ネルフ本部では戦場に駆り立てられて寄り添う二人の少女の姿があった。


Esther & Abi Ofarim - Dona Dona

※ 「ドナドナ」 / 作詞:シェルドン・セクンダ、作曲:ショロム・セクンダ
1940年にショロム・セクンダの作曲で、アーロン・ゼイトリンがイーディリッシュ語(ユダヤ系ドイツ語)で作った歌。家族がユダヤの強制収容所に送られていく悲しみを詩に込められているという説がある。「ドナ」はユダヤ語の神「アドナイ」を短くしてナチス当局に分からない様に「主よ主よ」と嘆いているとも言われるが真相は定かではない
。だが少なくとも牛などの家畜に対して「ドナ ドナ」という様な掛け声はドイツではまず使用しない。時々、「ドナドナ」をドイツ民謡として紹介するサイトや書籍を見かけるがドイツ人からみると割とトラウマティックである、ということを付け加えておく。

ブログ内検索
カウンター
since 7th Nov. 2008
Copyright ©  -- der Erlkönig --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by White Board

powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]